20代後半から30代前半、特に小さなお子さんがいると、転職を考えるだけでも大きなプレッシャーに感じることでしょう。
初めての転職となると、何から手をつけていいのか、どのように進めれば成功するのか、不安は尽きません。家庭があるからこそ、失敗は許されない。そんな重圧を感じているあなたに、このブログはきっと役立つでしょう。
僕は未経験から転職した時には以下のような状況でした。
筆者:年収500万円、社会人歴4年、英会話業界営業マン
妻:専業主婦(子どもがまだ小さかったため)
娘:1歳(幼稚園も行っていない)
※妻の父親が家から30キロ離れたところにいるので、たまに手伝ってくれる
この状態で未経験の業界・業種に転職をしたのですが、色々と大変でした。笑
ただ、その時の経験から得た学びをあなたに伝えていきたいと思います。
このブログでは、転職未経験者が陥りがちな落とし穴を避け、確実に次のステップへと進むための具体的なアドバイスを提供します。
自分のスキルをどう評価するか、希望する働き方は何か、転職エージェント選び方はどうしたらいいのか、面接での成功のポイントは、そして転職後のキャリアプランに至るまで、5つの重要なステップを詳しく解説します。
このブログを読むことで、転職活動における不安や疑問がクリアになり、具体的な行動プランが見えてくるでしょう。
特に家庭を持つ20代後半~30代前半の男性にとって、この情報は金銭的、時間的コストを最小限に抑えつつ、成功へと導く貴重なガイダンスとなるはずです。
参考にしてもらえると嬉しいです。
・英会話業界の営業マンから未経験でweb広告業界へ転職しました。
・web広告で得た経験などから、副業ブログに挑戦。
・妻と娘の3人暮らしです。
自分のスキルを知る

転職を考える上で最も基本的なステップは、自分自身が何ができるのか、何が得意なのかを知ることです。
特に20代で転職未経験者の場合、この点がしっかりと押さえられていないと、どのような仕事に応募すればいいのか、どのような職種や業界が自分に合っているのかが見えてきません。
いわゆる”スキルの棚卸”です。
あなたが社会人経験で培ってきた経験からどのようなことができるのか考えていきましょう。
おすすめは、あなたが特に苦労してうれしかったことや周りから褒められたことなどを紙に書きだしてみると思いつきやすいのでおすすめです。
自己分析の重要性
自己分析は転職成功のための基石です。
自分が何を得意として、どのようなスキルや資格があるのかを明確にすることで、それに適した仕事を見つけやすくなります。
また、自己分析がしっかりとできていると、面接時にも自分をしっかりとアピールできるため、採用される確率が高くなります。
自己分析で特に重要なのが、自分を知っていると相手(企業)が求めていることに対して”自分をどう見せるか”が明確になります。
面接や履歴書という限りなく少ない情報の中で企業は中途採用者を選別しています。
その中ではあなたが入社して活躍できるのか?長く働いてくれるのか?など企業の状況によって面接官は企業と合うのかどうかを考えています。
そのため、自分を知り相手を知ることで見せ方を考えることが転職がうまくいくコツです。
スキルシートの作成
具体的な自己分析の方法としては、スキルシートの作成が有効です。
スキルシートには、これまでの職歴やプロジェクトでの経験、使用できるツールやプログラミング言語、資格などを列挙します。
このスキルシートを作成することで、自分が何を得意としているのか、どのような仕事に強いのかが一目瞭然となります。
注意点は企業が求めている人材に必要がない資格・スキルなどは記載をしないようにしましょう。
相手が本当に必要だと思われる人材、経験などを理解するために補助できるような情報だけを網羅して自分を説明することを意識しましょう。
関係のないスキルを書いてしまうと、いらない情報となってしまうため過剰な情報は厳禁です。
過去の業績を振り返る
スキルシートだけでなく、過去の業績やプロジェクトでの貢献も大事なポイントです。
どのような成果を上げたのか、どのようなスキルが評価されたのかを振り返ることで、自分自身の市場価値を正確に把握することができます。
目立つような業績があるとわかりやすいので、転職をする前から意識して結果を残すようにしましょう。
僕であれば、東日本営業成績1位とか年間売上120%向上とかです。
注意点は残してきた結果はあなただけの結果ではないということを認識し、どうしてそのような好結果に結び付いたのかストーリーで話せるようにしましょう。
希望する働き方を明確にする

20代で転職を考える際、特に未経験者の場合、どのような働き方が自分に合っているのかを明確にしておくことが非常に重要です。
これがはっきりしていないと、求人情報を見ても「これは自分に合っているのか?」と迷ってしまい、転職活動がなかなか進まなくなります。
働き方の多様性を理解する
現代の労働環境は多様化しています。
フルタイムだけでなく、リモートワークやフレックスタイム、ショートタイムなど、多くの働き方が存在します。
自分がどのような働き方を希望するのかを明確にすることで、その後の転職活動がスムーズに進むでしょう。
注意点としては、目先の環境を重視しすぎないことです。
あなたは10年、20年後にどうなっていたいでしょうか?
働き方は未来の自分が見た時にやってよかったと思えるような働き方でしょうか?
現状も大切ですが、未来を見据えて動くことも大切です。
未来にやりたいことがなかったとしても、選択の幅を広げられるような選択をとっていくのが好ましいといえるでしょう。
未来の自分がそのときに何を感じて何を考えているのかは想像は出来ても、確信はできませんからね。
給与と働き方のバランス
高給与を得るためには、それ相応の働きが求められます。
しかし、給与だけを追求して働き方を犠牲にすると、長期的にはストレスが溜まる可能性があります。
給与と働き方のバランスをしっかりと考え、自分に合った選択をしましょう。
適切な収入についてはあなたの住まいの平均所得や平均支出などを参考にしたりするのがおすすめです。
家族構成やパートナーが働けるかどうかによって世帯年収が大きく変わるため、あなたの支出と収入バランスを見合わせながら選んでく行くことが好ましいです。
ただ、未経験で転職となる場合多くは給与が下がるケースが多いです。
僕も転職をしたときには前職で500万円ありましたが、400万円まで下がったので100万円まで下がりました。
3年で年収が500万円まで上がり、5年で600万円まで上がったので結果的にはよかったのですが、ある程度の貯蓄やパートナーの頑張りがなければここまでこれませんでした。
ぜひ一度計算してみてください。
転職エージェントの選び方

転職エージェントは、転職活動において大きなサポートをしてくれる存在です。
特に20代で転職未経験者の場合、どのような業界や職種が自分に合っているのか、どの企業が良いのかといった点で迷いが多いでしょう。
そんな時、転職エージェントが役立ちます。
転職エージェントをおすすめする理由
働きながらかつパートナーが妊婦である場合、学生時代の転職時代とは比べ物にならないくらい時間が足りません。
そこで、便利なのが転職エージェントの活用です。
転職エージェントには、多くの業界や職種に特化した専門のエージェントがいます。
自分が興味を持っている業界や職種に精通したエージェントを選ぶことで、より具体的なアドバイスや情報提供が期待できます。
自分で情報を収集して、職務経歴書書いて、面接対策をして。。。
といろいろとやることが多いのですが、転職エージェントは情報もくれるし、職務経歴書も添削してくれて、面接対策の情報も提供してくれるといいこと尽くしです。
しかも転職側は全部無料で利用できるのだから、使わない手はありません。
おすすめの転職エージェントはこちらにまとめているのであとで参考にしてみてください。
カウンセリングでの対応を見る
最終的には、エージェントとのカウンセリングでの対応が一番重要です。
自分の希望や条件をしっかりと理解してくれるか、具体的なアドバイスがもらえるかなど、カウンセリングでの対応を見て最終的な選定をすることがおすすめです。
ただ、僕が紹介しているような転職エージェントをはじめとした企業では転職者とエージェントが合わない可能性があることを見越して、担当者を変更依頼を行うことができますので何か合わないなと思ったら、直接は難しかったとしてもメールなどで担当者変更の依頼をしてみましょう。
転職エージェントの選び方一つで、転職活動の成功確率が大きく変わる可能性があるため、気にせず言っていった方がいいです。
あなたの人生はこれから先ずっと長いですが、転職エージェントは紹介して終わりという関係性でしかありません。
失礼な対応をするわけではなく、あくまでビジネスライクにいきましょうというのが僕からの提案です。
面接対策をしっかりと

転職活動で最も重要なステップの一つが面接です。
特に20代で転職未経験者の場合、面接に対する不安や緊張が大きいでしょう。
しかし、しっかりとした対策を行うことで、その不安や緊張を乗り越え、自信を持って面接に挑むことができます。
よくある質問の予習
面接でよく聞かれる質問に対する答えを事前に準備しておくことは基本中の基本です。
例えば、「自己PRをしてください」や「この業界で働きたい理由は?」など、一般的な質問に対する答えをしっかりと考えておきましょう。
よくある質問集などについては、ネットで検索をしたらすぐに出てくるので参考にしてみてください。
中途面接で聞かれる質問・回答例と面接準備の基本 (参考:リクルートダイレクト)
自己PRの練習
自己PRは面接で非常に重要な要素です。
自分の強みやこれまでの経験を効果的に伝えることで、採用担当者に良い印象を与えることができます。
具体的な事例を用いて、自己PRを練習することが重要です。
特に中途採用ではあなたが今までどんな結果を残してきて、どのような工夫を凝らしてきたのかについて注視されていきます。
過去・現在・未来とつながるようなエピソードになるように自分が何を想って業務を行ってきて現在に至り、何が足りないから将来に向けて頑張っていきたいか。を伝えられるようにしていきましょう。
未経験の業界だとしても、あなたの想いを希望企業向けのストーリーにすれば面接官はあなたが働いているイメージがしやすくなるのでおすすめです。
自己PRの文章が出来たら、誰かに話をしてみましょう。
それは模擬面接でもなんでもいいですが、とにかく自分がまとめた内容を誰かに話すことが重要です。
最初は話慣れないと思いますが、何度も話をしているうちに「あ~この方が伝わりやすいな」とか「自分の本当の考えはこっちだな」とかいろいろと思いが出てきます。
そのときの感情や考え方をまとめていくとあなただけの自己PRとなっていくはずです。
話す相手は友達や家族などだれでもいいと思います。
照れくさいのであれば、転職エージェントに依頼をして積極的に活用いきましょう!
転職後のキャリアプランを考える

転職を成功させるためには、単に次の仕事を見つけるだけでなく、その後のキャリアプランについても考える必要があります。
特に20代で転職未経験の場合、この先の長いキャリアにどのように繋げていくのかを考慮することが重要です。
理想の自分を考える
よく夢やん目標がないという人がたくさんいると思いますが、たぶんそれは単に考えるのをやめているだけだなと僕は思います。
あなたはやりたいことや欲しいものってありませんか?
例えば、僕だったら
「洗濯をして洗濯物を乾かすのがめんどくさいから最新のドラム式洗濯機がほしい。」
「ダイエットのために作り置きにチャレンジしたいけど、いまの家の冷蔵庫だと小さいから冷凍庫が大きい冷蔵庫がほしい。」
などなど欲求でいっぱいです笑
欲求というのは上記のように「○○だから○○がほしい・やりたい」となっていると思っていて、大きい冷凍庫の冷蔵庫がほしいのではなく作り置きダイエットをしたい→痩せたい→かっこいいスーツが着たい→理想の自分になりたい
という目標のために思っているにすぎないんですよね。
理想の自分になるのをあきらめている人間は必然的に考えるのをあきらめてしまいます。
あなたが転職をして今後叶えていきたいことはなんでしょうか?テレワークをして家族の時間を確保した先に何があるのでしょう?希望の条件を満たした先に何を想い描いているのでしょうか?
ここを考えることはあなたが転職をする上で”核”となる部分となりますので、よくよく考えていきましょう。
希望する業界の人のキャリアを調べる
学生時代にやっておけばよかったなと思うことは先輩がどのようなキャリアを歩んでいる人が多いのかということです。
希望する条件の企業に入れたとしても家族を養っていくための給与が不足していたり、会社が倒産してしまったり、スキルが充分に身に付いたので転職をしたいと思うなど未来はなかなか読めません。
そこでおすすめなのが、希望する業界の人のキャリアを調べておくということです。
例えば僕はweb広告の代理店に未経験で転職をしたのですが、離職する人がめちゃくちゃ多いんですよね笑
うちの会社はブラック企業ではなく、広告代理店の中ではかなりホワイト企業でした。
だけど辞めていく人が多いので、理由と転職希望の業界をいろいろと調査したところ3パターンに絞られました。
1,大手の広告代理店
これは自身のスキルアップをさらに求めて、予算規模がもっと大きく待遇もよくしたい人
2,事業会社のマーケター
代理店で培ったスキルをそのままに業種はそのままで横軸転職をしながらキャリアアップしていくパターン
3,コンサルor独立
最も少数派ですが、実力があり給与をあげたい人や成長を求めるタイプはこのパターン
という内訳です。
さらにネットで調べてみたところ、この3パターンでキャリアアップをしていくケースが多いという事実でした。
自分が調査した内容とネットでの調査内容を照らし合わせた時にネットでもっと調べておけばより自分の理想的なキャリアを考えることが出来るなと感じました。
【広告代理店特集vol.3】広告代理店で身に付くスキルとその後のキャリアルート
転職を考えているのであれば、自分が希望する企業・業界・業種の人がどういうキャリアを歩んでいるのかを知ることであなたのキャリアを逆算していくことが可能ですのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ

20代で転職を考える際、特に未経験者が注意すべき5つのポイントについて解説しました。
20代で未経験での転職はかなりハードルが高いといわれています。
それは、新卒と同じような待遇かつ新たに学ぶことが多く勉強をしたり実践を積んだりする時間が圧倒的に長いからです。
そのため、肉体的・精神的にも負担が大きく、家族がいればなおさらです。
ただ、20代はキャリア形成の重要な時期ですので、転職をしたいと思うのであれば動きだす方がいいと思っています。
後悔のない人生をお互い歩んでいきましょう。
それでは!!!!