webマーケティング職へ転職できる方法は5つありますが、その後のあなたのキャリアを踏まえて選択をしてもらえるのがベストだと考えています。
僕は英会話業界の営業マンとして4年務めたあとに、未経験でweb広告代理店へ転職することでwebマーケティングの知識と経験を得ることが出来ました。
ある程度知識と経験は身に付いたので、これからweb関連の問題が起こったとしてもある程度生き残っていける自信はあります。
あの時、勇気を出して転職して心の底からよかったなと思っています。
そんな経験から得た知識を共有するこことで、あなたが取るべき方法が明確になれば幸いです。
- 1歳の娘がいる状態で未経験業界への転職
- 家族との時間を増やすこと、キャリア面からIT業界へ未経験で転職
- 「子育て中だけど、転職をしたい」と悩んでいる方向けに情報を発信
webマーケターになるための5つの方法

スクールに通って就職先を見つける
専門的なスキルを短期間で身につけることができ、スクールが提供する就職サポートを活用できるのが特徴です。
スクールにはいろいろな種類がありますが、webマーケティングの基礎を短期的に学ぶという目的では最適でしょう。※学習期間目安は3か月程度です
また、就職活動においても一定の有利が働く可能性が高いです。
企業側すれば未経験から入社をする人間と比較すると、研修費用を抑えられるかつOJTにかかるコストカットもできるようになります。
そのうえ、スクールにもよりますが就職活動支援も充実しているところも多数存在しているため、各社調べてみるのが好ましいと言えるでしょう。
1点懸念点があるとしたら、受講費がかかるということです。
相場としては20万円~40万円前後といったところですので、決して安いとは言えません。
自分が得たいスキル、許される条件を加味して選択するようにしてください。
Web広告代理店などのような企業に入り、経験と実績を積む
僕はこのルートから未経験でwebマーケティング業界に入ることになりました。
web広告代理店などの企業では常に人材が不足している状態が続ているため、中小規模程度であれば未経験者を積極的に採用をしています。
そのため、僕らのような未経験者でも道が開けやすい状態です。
当時、娘が1歳になったばかりだったので手持ちの資金にも余裕がなくスクールに通うという選択肢がありませんでした。
web広告代理店に入るメリットは大きく2つ
1,企業が用意する研修を受けることができる
2,実践にすぐに投入されるため経験を積める
ということです。
新人が入社して研修を受けるまではおおよそ3か月という期間であるため、スクールに通う期間とあまり変わりがありません。
ただ、講師が現場メンバーに依存するためしっかりとカリキュラムが組まれているスクールと比較すると研修の質が低い可能性も高いため注意が必要です。
副業などで経験を積んで、実績を作る
独自の実績を作ることで、転職時に強みとすることができます。
自分でブログやサイトを立ち上げてアフィリエイトで月5万円ほど稼ぐ力があれば、転職活動で活用することできます。
最近ではインフルエンサーとして個人で稼ぐ人も多いため、SNSを活用したブランディングで稼ぐスキルを持つ人も有利に働きます。
webマーケターとして知識よりも重要なのは実戦経験です。
どのように結果を残したのか?失敗した経験を踏まえてどういう何を考え、どういう行動を起こした結果、好結果につながったのかなどを重視します。
そのため、副業で実践経験を積んでアピールするということはとても有効的な手段としてなりえます。
注意点は時間がかかりやすく、心が折れやすいということです。
仮にweb広告を用いた実践を個人的にやろうとしても資金がなくあまり経験にはなりません。(アカウント立ち上げから入稿まではかなりの経験値になるのですが)
未経験枠として事業会社のマーケターとなる
未経験でも採用してくれる企業で、OJT(On-the-Job Training)などでスキルを身につけるという手段もありです。
ただ、前述した通り事業会社のwebマーケティングポジションは競争の倍率がかなり高いため、求人が出ることも稀です。
下手にスタートアップのマーケティング職や規模が小さいマーケティング会社に行ってしまうと研修やOJT環境が不十分であるケースも考えるため慎重に行動をしていきましょう。
社内異動でwebマーケターポジションへ
あなたの今の仕事を頑張った先にジョブローテーションなどの制度を用いて部署異動を希望できるのであれば、社内のwebマーケターポジションへの異動を希望してみるのもありです。
社内であれば、人間関係などの職場構築のストレス負荷も少ないため子育てをしながら働くことを踏まえると安心して取り組むことが出来るでしょう。
ただ、そこでも研修やOJTが不十分であるケースが考えるため慎重に選択をしていくことが必要です。
社内のリソースを上手く活用できるのであればフルに活用するに越したことはないので、チャンスがあるのであれば積極的に動いていきましょう。
なぜwebマーケターになるのは難しいのか

専門性が必要
そもそもwebマーケターは様々な専門用語やそれぞれの数値の相関関係の理解など幅広い専門知識が必要となります。
また、webマーケティングと言ってもその範囲は幅広く
SEM、SEO、ソーシャル、LPO、EFO、MEOなどなど似たような言葉がづらりと並んでおり、それぞれで役割が違うためいまの会社(商材・サービス)において何が問題で課題となっているものは何かを考えた上で、どのように全体で改善していくかなどを考えていく必要があります。
また、これらのスキルは独学やスクールで学んだ程度ではほんの触りしか理解が出来ないため、知恵から知識へと昇華するにはかなりの時間を要するため、難易度は高い職種となります。
競争率が高いため、実績(経験)が必要
webマーケターについては営業職などとは異なり、各企業内での席数は限られるため倍率が高まります。
そのため企業としては適切かつ自社をスケールアップさせてくれる人材を欲しているため、過去に自社商材に近しいものを何かしら成功させた経験がある人や自社にはないノウハウ(経験)を持つ人材を好みます。
そのため、仮に経験を積んだとしても企業が求める人材ではない限りかなり倍率が高い職種であると言えます。
転職前の自分が知っておきたかったこと

数値・数値・数値!!!
僕は前職で営業マンかつ責任者もしており、自分なりに結果も残してきたので業界が変わったとしてもなんとかやっていける根拠のない自信がありました。
ただ、いま思うとどこからその根拠が出てきたのかわからないくらい毎日数値を見ています。
仮に自分が打った施策がYoutube動画広告だとしましょう。
それを30日間配信したあとに、配信結果を分析してクライアントないしは社内に報告する必要があります。
前職では出た結果に対して次の打ち手を考えるだけでよかったのですが、webマーケターはそうはいきません。
結果に対しての要因は何か?仮説は何か?仮説の根拠(数値)は何か?では、課題は?その課題に対する対策は?対策が妥当だと言える根拠(数値)は?
一連の思考の順番を並べただけで数値に関連するところが3回も出てきました。笑
自分で配信した結果だけならまだしも、外的要因などを調べるために厚生労働省のデータを持ってきたりなど作業量は果てしなくあります。
調べた数値が全く意味がなかったなどもしょっちゅうあります。
そのため、webマーケターになるということは毎日数値に追われる日々です。
テレワーク目的での安易な転職
2010年代前後だったと思いますが、よく”パソコン1台でどこでも生きる”という言葉を耳にしたことはありませんか?
まさにコロナにより、テレワークが可能になったことでオフィスを離れてどこでも仕事ができるかもしれないという実感を持った人が多いと思います。
テレワークをするために、パソコンひとつで出来る仕事であるwebマーケティングを希望する人が年々増えているそうです。
そして、企業側の求人数も多いという事実もあります。

(参照:コロナ禍を経てさらに高まる「採用WEBマーケティング」の重要性!GoodStoryがその切り札となる理由)
ただ、ろくに調べたり将来の自分のなりたい姿を想像せずに飛び込んでしまうと痛い目にあいます。
僕は未経験で転職したときに中途の同期が7人いたのですが、5人辞めました。
理由はそれぞれありますが、求人数が多いのは同じくらい辞める人も多いのでよくよく検討しておく方がいいでしょう。
マルチタスク能力×コミュニケーション能力が必要
入ってみて思ったのですが、マルチタスクを行いながら業務を遂行する必要があります。
僕の場合はweb広告代理店ですがどの選択肢を取ってwebマーケターになったとしてもマルチタスクが求められます。
何か数値を分析するのは時間がいくらあっても足りません。
なぜならば、結果に対しての要因はいくらでもあるからです。
ただ、限られた時間の中で結果に導くであろう要因と課題、そして有効な対策案を練る必要があります。
加えて、周囲の人の協力もおのずと必要となるためコミュニケーション能力も必要です。
個人の副業レベルであれば自己解決するのですが、企業に入るとなると関係各所と連携しながら業務を進めていく必要があります。
webマーケターなので、必然的にあなたが言い出しっぺになります。
結果的に、周囲の人に協力を要請する立場となるためチームをまとめたり、依頼する立場に必然的になっていきます。
そのため、各施策のスケジュール管理やメンバーとのコミュニケーションなどが通常業務の中に当然のように盛り込まれるため、マルチタスク能力とコミュニケーション能力が必要と言えるでしょう。
まとめ

webマーケティング業界への転職をするためには5つの方法があるとお伝えしてきました。
これらの方法を理解することにより、あなたがどの選択をしていくのか理解が深まると幸いです。
これからweb広告はさらにプラストレンドとなる予測となっている業界であるため、未経験から転職をするのにも追い風が続く業界です。
ただ、自身のキャリア形成と家族との今後を踏まえた上で慎重に行動していくことが好ましいです。
これらの記事が参考になればうれしいです。
それでは!!!!