結論から言いますが、web広告運用は辛い場面は多々ありますが、楽しいこともいっぱいです。
僕は何も分かっていない状況で転職をして、web広告運用者として働き始めてわずか1年半で社内のMVPを取ることができました。
辛いことも楽しいこともたくさん経験したつもりです。
経験したからこそ分かったことをあなたにお伝えします。
・web広告業界は大変さ
・web広告業界の楽しさ
・働く上で必要だと感じたスキル
これらを知っておけば転職前の不安はある程度払拭できると思います!

1,web広告運用が辛いところ
知識のアップデートが大変
web広告業界はアップデートが激しい業界です。
そのため、web広告運用者は常にいろいろなところにアンテナを張っておく必要があります。
聞いただけだと、「そんなの簡単!」って思うかもしれませんが、これが意外と慣れるまできついんです。
研修や自分でヘルプなどを見て勉強をしたことでも、翌日にアップデートが発表されたタイミングでガラリと変更するなんてこともあります。
また、ずっと使っていた配信メニューが「半年後になくなりますので注意してください。」という発表が何の前触れもなしに発表されたりなど、頑張って勉強して覚えた内容が無になってしまうケースが多々あります。
マルチタスクどころじゃない仕事量
web広告運用だけが仕事ではありません。
web広告運用者の基本的な業務の流れは以下です。
入稿:広告を媒体内にセットします(1~2時間くらい)
↓
運用:目標に向けて配信します(朝、夕必ずチェック。各15分程度)
↓
分析:好調・不調の要因を見つけます(30分~1時間くらい)
↓
対策:課題解決のための施策を考えます(物によっては1時間以上)
こんな感じでだいたい毎日が過ぎていきます。
web広告運用意外にもやらないといけないことが多いです。
また、入稿やレポーティングを担当してくれるメンバーの管理やクライアントとのやり取り、社内向け資料作成、社内PJT推進などなどやることは多々あります。
特に分析をしたときに正解が見つからないと、ずっと分析をしていて一日が終わってしまった。何も終わっていないなんてこともよくあります。
数字へのプレッシャー
数値がダイレクトに返ってくるweb広告運用だからこそ、数字へのプレッシャーが高いです。
営業職をされている方はある程度慣れがあると思いますが、慣れていない方からすると結構精神的にしんどい部分が大きいでしょう。
僕は前職は営業マンだったのである程度の慣れはあるのですが、クライアントが経営者だったりするとそのプレッシャーはさらに大きくなります。
好調な時は問題ないのですが、不調な時であれば土日とか関係なく連絡が来るケースも多々あるため、ライフワークバランスを取りたい方はかなりストレスになります。
2,web広告運用の楽しさ
結果がすぐに出る
考えた施策がすぐに答え合わせが出来るのがweb広告の楽しさです。
施策がはまった時はなんとも言えぬ達成感を感じることが出来るので、やりがいを感じます。
他の業界での仕事だと、結果が出るまでにかなりの時間を要することも多々あるため、PDCAを早く回して改善することが出来るのはweb広告の特徴です。
僕は性格的にせっかちな人間なので、結果が早くわかるweb広告業界が合ってました。
経営層と仕事が出来る
数値へのプレッシャーは半端ないですが、平社員が企業の経営層と仕事が出来る機会はとても貴重です。
自分の至らない点がたくさん見つかるので力不足を感じることでもあるのですが、クライアントのレベルに合わせて自分も成長していく必要があるため、結果を残せたときに自分の成長を感じることができます。
若いうちから独立を考えていたり、今後のキャリアを見据えて行動をするという点においては非常に大切な経験となると言えます。
自分の成長スピードが速い
超マルチタスクかつ、数値のプレッシャーも半端ない環境に身を置いていると勝手に成長します。
僕は入社してから3年以上経ちますが、毎週成長を感じます。
前回分析してだめだった施策を改善したら効果がよくなった!ということがあれば、それは以前までの自分を超えています。
分析をして施策出しをするたびに先輩や上司、クライアントから新しい視点での指摘を受けることが出来るので、「あ~そうか」というのが毎週あります。
前職は4年働いていましたが、web広告運用者として業務をまじめに取り組んでいれば2年で4年の経験値を溜めることが出来たと思います。
なので、2倍速で成長している感じですね。
3,web広告で必要だと感じたスキル
数値分析能力
僕は数値が苦手で、入社したころは本当にだめだめでした。
今も得意かどうかで言うと微妙なところですが、数値の相関関係や違和感などを察知する能力はある程度身に付くことが出来たと思います。
web広告運用者にとって分析能力は必須です。
また、同じくらい数値の違和感を察知する能力も必要だと思います。
分析能力は結果に対して、何が要因だったのか、今後どうしたらいいかなどを具体的な数値を使って考えます。
数値の違和感を察知する能力は分析をしていく中で、これは何かおかしい!と気づける能力です。この能力が高くないと、配信設定がミスしている場合に気づけないなどの事故の元となってしまいます。
コミュニケーション能力
クライアントとやり取りをしたり、社内メンバーとの業務を調整したりと運用だけでなく、対人コミュニケーション業務も多々発生します。
特にweb広告の運用者は広告の運用やレポートなど、規模が大きくなればなるほど人手がいります。
また、クライアントとのやり取りでも「伝える力」も必要ですが、「聞く力」も重要です。
クライアントがやりたいことと反した提案をしていると、なんか違う、、と思われてしまう原因だからです。
行動力
積極的に行動を起こしていかないとどんどん取り残されてしまいます。
やらないといけないことを先延ばしにする癖がある人は要注意です。
web広告は日々配信されるものなので、ちょっとした油断が事故を招きます。
「夕方の運用を夜にしよう」、「入稿物あるけど、明日しよう」「分析しなきゃだけど、まあいいか」みたいなことってよくあります。
ただ、先延ばしにしていればしているほど効果改善の機会を逃しますし、機会損失を招く原因となってしまいます。
なので、前職でも行動力がないなあという方は気を付けておいた方がいいと思います。
4,まとめ
web広告の運用は大変な場面もたくさんありますが、それだけ楽しくやりがいがある仕事です。また、身に付けたスキルは今後役に立つものばかりです。
web業界全体の市場も伸び盛りのため、今身に付けたスキルは決して無駄になることはありません。
この記事があなたの参考になればうれしいです。
それでは!!!!!