こちらの悩みについてお答えしていきます。
経験して思うことは「とりあえず3年働く」のは必須ではないということです。
3年を働くことにより、仕事で得られる経験や3年働かないと分からないこともあるのですが、精神をすり減らして働くくらいならさっさとやめた方がいいなと思うからです。
今回はそれらについてもう少し考察をしてみました。
「とりあえず3年働く」意味と理由

会社側の意図
当たり前ですが、会社は人材を採用するにあたって莫大な経費をかけているため、企業としては長く働いてほしいと考えています。
新卒採用単価
上場企業:45.6万円
中小企業:48.4万円
出典:https://mcs.mynavi.jp/enq/naitei/data/naitei_2019_r.pdf
企業のブランド力によって、一人あたりの採用単価の違いはありますが、
かなり経費をかけて、人材を採用していますよね。
さらにここに研修にかける経費もかかってきます。
上記を踏まえると、一人あたりの経費が100万円くらいはかかってきます。
なので、採用をした会社としては簡単に社員が辞められると困るんですよね。
あなたが3年働く理由
3年働くことは目安であって、必ず新卒で入った会社で働く必要はありません。
入社1年以内に辞めて別会社で働いて活躍している人もたくさん見てきたので、辞めたあとの人生をいかに楽しんで仕事が出来るかが重要です。
では、なぜ3年が目安なのかについてお答えしますと、「石の上にも3年」ということわざがあるように、社会人になってからある程度のスキルを身に着けるまでには、時間を要します。
1年目:1年間の間に行う仕事の内容を覚える・理解する
2年目:慣れが出てきて、段々と仕事で結果を出せるようになる
3年目:培ってきた経験を活かしつつ、大きな結果を出す
年数によって、役割や仕事の仕事が変わるんですよね。
そのため、社会人の一定の流れを知るためには3年という年数は目安となってきます。
とりあえず3年待たずに会社を辞めたほうがいい人

ハラスメントを受けている方
人間関係がうまくいかないだけであれば、続けた方がいいのですが
何かしらのハラスメントを受けているのであれば、辞める・異動相談を人事にするなどした方がいいです。
僕も異動した職場のパートさんと合わず、何度も上司を含め相談をした経緯があります。
気分によって高圧的な対応をする人だったので、とても苦労させられた記憶です。
人の時間は有限なので、しょうもないことで時間を取られるのは非常にもったいないので、我慢するのではなく、行動を起こすことをおすすめします。
向こう5年先で会社が潰れるかもしれない
入った会社によっては、会社や業界が傾いているなんてこともあると思います。
そんなときは感情論だけで判断せずに、会社や業界の情勢を数値で調べた上で、合理的に判断するのが好ましいです。
感情面で判断をしてしまうと、判断を見誤ってしまう可能性があるからです。
僕は前職で入社した企業はろくに調べもせずに入社をしたのですが、入社したあとに社会を知って、業界のことを調べたり働いているうちに、今の会社の傾き度合いに不安を覚えたことも会社を辞めた理由のひとつです。
やりたいことが明確
「とりあえず就職をしてみたけど、本当はこれがしたい。」
のように自分がやりたいことが明確なのであれば、会社を辞めることも検討するのはいいと思います。
ただ、自分がやりたいことが会社の福利厚生などを使って叶えられるのか総合判断した上で決めることが好ましいです。
僕は今の会社に転職したときに、やりたいことが明確だったので転職をしたあとも苦労の連続でしたが、なんとか乗り越えることが出来ました。
やめてから、やめなきゃよかった、、、
と思っても、後悔先に立たずなので、しっかりと調べて準備をしてから行動を移されるのをおすすめします。
3 頑張って働いたほうがいい人

仕事内容に不満
新卒時代はどうしても雑務が多くなります。
上司や先輩の仕事を手伝う機会が多かったり、作業が多かったりと、入社前に思い描いていた働いている像とはかけはなれている現実が待っている方が多いのではないでしょうか
ただ、いま慌てて転職しても待っているのは同じような状況です。
なぜなら、あなたにはまだ充分な仕事スキルが備わっていないので、上司も任せる仕事がないです。(=信頼がない)
なので、
・いま出来ることは何か
・転職をするのであれば、この会社で何を得るのか
などを考えてみるとよいです。
僕は前職で結果を残すことを意識して、全国1位の営業成績を残してから辞めました。
この結果は結果論でしかないのですが、転職をするために結果を残すことを意識して行動を続けた結果だと思います。
ぜひ意識してみてください。
給与面で不満
社会人になってから気づくのが、税金が高いこと。
社会保険、所得税,,,etc
など社会人になってから、自分の給料からいかに税金が取られているのかわかります。
ただ、転職をしたから給料が一時的に上がったとしても長いキャリアで見た時には微々たるものかもしれません。
なぜなら、業界によって伸びしろがある業界であれば給料の伸び幅も期待できるのですが、衰退業界であれば給料が頭打ちになっているケースがあります。
そのため、長期的に考えた時に今の会社で出来ることは本当にやり切ったのか?学べることはだいたい学ぶことが出来たのかを自分自身に問いただしてみてください。
もしやり残したことがあるのであれば、まだ辞める必要はないかもしれません。
4 仕事をやめる判断基準
結果を残す
身体も元気でなのであれば、まずはその会社で結果を残すことを考えましょう。
結果を残せば自信にもなりますし、転職時に話せるネタも増えるので転職活動がやりやすくなるのでおすすめです。
自分の武器(アピールポイント)がない状態で転職活動をしないといけないため、給料を上げよう・待遇をよくしてもらおうと考えたとしても、転職先に対して何も言うことができません。
ちなみに僕は1社目の業務内容は自分に合っていなく、早く転職したい気持ちでいっぱいだったので、いかに結果を残すかということだけを考えていました。
その意識のおかげもあり、前職の最終年では全国1位の営業成績を残すことが出来ました。
面接時には
・全国で1位の営業成績がとれたこと
・結果を残すために何を意識して働いたのか
・今の会社で得たスキルを次の会社でどのように活かすことができるか
などを伝えることによって、「自分が入社したら何が出来るか」をしっかりと伝えることが出来たおかげですぐに転職先が決まり、ホッとした経験があります。
前職でなんでもいいので結果を残すことを意識して仕事をしましょう。
転職エージェントをうまく活用する
「とりあえず3年働くべきか」を悩んでいる方は一度転職エージェントに話を聞いてみるといいと思います。
第三者に意見を聞いてもらうことによって、自分の立場を客観的に判断することが出来るので、何が足りてなくてどんなことが求められているかについて把握するのに役立つためです。
転職エージェントの活用の仕方は別記事でまとめているので、合わせて読んでみてください。
転職エージェントをうまく活用することが転職成功への近道です。
自分の人生は自分しか責任を取れない
僕は新卒で入社した企業は4年働いて退職をしました。
そのときは律儀に退社するよりもはるか前に通知していたのですが、転職活動がうまくいく可能性のなかったので、精神的にかなり参りました。
当たり前ですが、会社はあなたの人生の面倒は見てくれません。
組織にいる以上、代わりはいくらでもいます。
なので無理して働く必要なんて全くないし、「とりあえず3年」働く必要もありません。
ただ、あなたの人生において最初の3年はとても貴重な時間です。
今の会社を利用するだけ利用してから、次のステップに移ることを念頭に動くと今後の社会人人生もうまく乗り越えられる可能性が上がるので、今の会社で出来る限りのことをするのがおすすめです。
それでは!!!!!